妊活はじめてもなかなか授からない。そんな時に思うのが
『不妊治療専門のクリニックに行った方がいい?』
『不妊検査してもらった方がいいかな?』
そして、妊活歴が長いお陰?で、たくさんの質問DMをいただきます。
- クリニックに行く前に準備することは?
- クリニックを選ぶ基準が分からない!
- 基礎体温つけてないけど大丈夫?
- 不妊検査ってどんな感じ?お金は?
そんな悩めるあなたのために私の体験ベースで分かりやすく簡単にまとめました!
参考になれば嬉しいです(^^)/
不妊治療のクリニックを選ぶ基準が分からない!
クリニックを選ぶ基準。これは人それぞれです。
私も分からなかったので最初は経験している友達4人から話を聞きました。
・せっかく行くなら実績のある有名なクリニックへ
という友達1人は、いろいろ情報収集し、有名クリニックへ通ってました。
とにかく待ち時間がめちゃくちゃ長い と言ってましたが治療には満足してそうでした。
ただ、2年位通っても結果がでなかったことから転院して、その後半年ちょっとで授かっていました。
・仕事が忙しいから、少しでも通院の負担を減らしたい
という友達は、近くのクリニックへ。
私が話を聞いた友達のうち2人は治療で授かり、1人は治療で授かることが出来ず、通院を辞めてから自然妊娠で授かっていました。
全員働きながら妊活をしていたので「近くのクリニック」の方が圧倒的に多かったです。
ですが、車で何時間もかけて実績のあるクリニックに通院している方も多くいらっしゃいます。
問診に違和感があったり、結果がでない場合や、治療のステップによっては、やはりキチンと実績のあるクリニックを選ぶ方がいいのかなと思います。
私の場合も「仕事が忙しいから、少しでも通院の負担を減らしたい」なので「近くのクリニック」を選びました。
長く通院する可能性があることなので、まずは近くのクリニックへ行くことからで一歩を踏み出したかったのです。
たまたま近くのクリニックの口コミもそこそこだったので電話してみました。
有名どころではないハズなのに初診の予約が1ヵ月以上先しか空いてませんでした。。
実際に行ってみないと病院の方針や先生との相性も分からないので、まず一歩が大切です。
『今すぐ行きたい!』と思っても人気のクリニックはすぐに初診の予約が取れないことも多いので、気になった段階で電話で問い合わせるのがいいかもしれません。
クリニックに行く前に準備することは?基礎体温つけてないけど大丈夫?
クリニックに行く前に準備すること、実は特にありません!
夫婦で話しておくことは必要かもしれません(後ほど理由を書きます)
基礎体温表も初診の際は必ずしも必要ではありません。
私はクリニックに行く前、がん検診で産婦人科へ行ったので、ついでに不妊検査を受けたいと相談してみました。
産婦人科より不妊治療専門クリニックでの検査の方がいいと勧められ、更に基礎体温表について教えていただきました。
アプリではなくノートの方が先生も見やすく、過去のグラフと比べやすいことも教えていただきました。
なのに私はズボラをしてしまい、基礎体温をちゃんとつけませんでした。
まともにつけれたのはアプリで1ヵ月あるかどうかのレベル。基礎体温ノートに書き写す予定が時間が無くアプリのまま、受診しました。
クリニック初診の際に「基礎体温表があれば見せてください」と言われましたが、『アプリで少ししか取ってないです』と答えると
一応アプリの基礎体温も見ておこうか~と見てくれましたが「高温期が短いね~」異常あり判定でした(涙)
そんなこんなで意外にも基礎体温表は重要ではないので、付けてないからまだクリニックに行けない…と先延ばしにしなくても大丈夫ですよ。
【体験談】不妊治療専門クリニックの初診
私が不妊治療のクリニックに行ったのは38歳の頃。
初診は夫婦そろって行きました。(だんなの行ける日に合わせました)
理由は、最初から巻き込んだ方が楽だと思ったのと、直接医師から説明された方がだんなの不妊についての知識や妊活の意識も変わるはずだと思ったから。
クリニックに受診する前、自己タイミングで何度もケンカをしました。排卵前にタイミングを取ろうとしても「明日じゃあかんの?」
タイミングの時期の説明をしても「たった1日違っただけでそんなに差がでることなん?」
自分が計測してる排卵検査薬の反応にも自信が無かったので何も言い返せませんでした。
そんなことがあったので私伝いではなく、先生から直接説明を受けることが重要だと思っていました。
必ずしも夫婦一緒で受診する必要はありませんが、事前に話しておくことは大切だと思います。
不妊治療のクリニック初診でやったこと
受付を済ませ、問診までの待ち時間の間、私の血圧測定・尿検査を行いました。
次は先生の問診。初診なので不妊の定義から始まり
不妊とは・・・結婚した夫婦が避妊を行わず一般的な夫婦生活を行っているにもかかわらず、1年以上妊娠しない状態
そして気になる妊娠の確率の話
- 自然妊娠
妊娠する可能性があるのは排卵日の6日前から排卵日の1日後
その間に性交し妊娠する確率は29歳以下の女性でも30~50%
妊娠する確率は1周期あたりで25%※不妊状態の夫婦だと約2%
- 不妊治療
タイミング治療(3~6回)の妊娠する確率:4~8%
↓
人工授精の妊娠する確率:8~10%
↓
初回の体外受精の妊娠する確率:
35~39歳で46.5%
40歳以上で14.3%
40歳までにタイミング治療や人工授精で妊娠できなかった場合、体外受精の確率も低くなるというようなニュアンスの話をされました。
だんな自身は、回りが自然妊娠や授かり婚がほとんどなので、低い確率がどうもしっくりきていなかったみたいですが、待合室の人の多さに「こんなにも多いのか…」と驚いていたので、結果的には一緒に行って良かったと思っています。
不妊検査後の治療も医師から指示されるタイミングには文句ひとつ言わず、協力的でした。
問診後は、超音波検査
膣の中に超音波を発する細い筒状の器具を入れ、子宮・卵巣の状態や異常の有無を調べる検査。自動でM字開脚させられる椅子←に座るアレです。
私が初めて体験したのは20代前半くらい?のがん検診。めちゃめちゃ緊張しますが、一瞬だけ違和感を感じるので、それが少し痛みにも感じますが、一般的には痛みが少ない、あるいは全くないことの方が多いようです。
結果は8mmほどの子宮筋腫がありました…
今すぐにどうするとか、今不妊の原因になってる訳ではないらしい。ただ、着床を邪魔するような場所にあるから、今後、経過観察となりました。
子宮内膜の厚さは9.6mm。一般的とのこと。
そして、不妊検査
受診した日の月経周期によって出来る検査が異なります。私が初診に行った時は高温期の頃でした。
高温期の7日目頃に行う採血検査が黄体期ホルモン検査
黄体機能不全だった場合、排卵誘発剤や黄体ホルモン剤などを使うそうです。検査結果は次の検査の時になることが多いです。
→結果は黄体機能不全でした。。
子宮がん検診とクラミジア核酸検査も初診で受けることが可能ですが、産婦人科で1年以内に行っていた為、やりませんでした。
風疹の予防接種も妊活前に済ませていたので、やりませんでした。
もし風疹の抗体が無ければ予防接種が必要ですが、予防接種後の約2ヶ月は避妊の必要があります。その場合は割り切って避妊期間中に不妊検査を済ませてしまうというのもありだと思います。
だんな側の検査は精液検査だけなので容器だけ頂き、次回受診の際に持参することになりました。
不妊検査ってどんな感じ?お金は?
不妊検査は基本検査が終了するのに約1~2か月 通常は5~6回の受診
前項でも書きましたが、不妊検査は1周期の中で受ける検査が異なります。
例えば、生理中は○○検査、高温期は○○検査みたいな感じです。
不妊検査の料金については先生から大体の価格は3万くらいだと言われましたが、私の場合は結果的に4万円台に…。基礎的な検査で済めば、1.5~3万円位になるかと思います。
基礎的な検査と費用について
わかりやすいものがあったので簡単にまとめます(赤ちゃんが欲しいクリニックガイド2019参考)
【初診時 約5000円】
内診・超音波検査・クラミジア検査・子宮がん検診など
↓初診のタイミングで出来る検査があれば
【月経3~5日目頃に行う採血検査】
ホルモン測定 約3700円
LH(黄体ホルモン)、FSH(卵巣刺激ホルモン)、PRL(催乳ホルモン)などの検査
【月経7~10日目頃に行う検査】
子宮卵管造影 約8000円
【排卵日の頃に行う検査】
経腟超音波検査 約1600円
フーナーテスト 約600円
【排卵後の採血検査】
黄体ホルモン測定 約1000円
【周期関係なく行うもの】
感染症検査(B・C型肝炎、梅毒など) 約9000円自費
精液検査 約1300円
抗ミューラ管ホルモン検査(AMH)約7600円自費
卵巣年齢を調べる血液検査
全部受けると約4万円!自費分が高いです
私の場合は下記の順番で検査を行いました。
検査(★)の部分だけ料金を入れてます
★初診・高温期の血液検査【約4500円】
黄体ホルモン検査
↓
★生理中の血液検査【約23500円※自費含む】
一般健康状態チェック
甲状腺機能チェック
プロラクチン
男性ホルモン
黄体化ホルモン
卵胞刺激ホルモン
クラミジア抗体※自費
抗精子抗体※自費
AMH(卵巣年齢調べ)※自費
感染症(B・C型肝炎、梅毒、HIV)
★だんなの精液検査【約2000円】
↓(避妊期間)
★子宮卵管造影検査【約8000円】
・・・ここまでで約1ヵ月
↓
タイミング治療開始
1回目陽性→化学流産
2回目陰性
↓
★子宮鏡検査【約6000円】<問題あり>
↓子宮ポリープ切除手術(避妊期間約2ヵ月)
通水治療&タイミング3回目陰性
↓
人工授精5回まで
・・・ここまでで約1年と3ヵ月
私がこれまで支払った不妊検査の
合計金額は【約44000円】でした。
自費検査が相当効いてますね。。未だにしていない不妊検査もあります。ヒューナー検査・頚管粘液検査
不妊検査は初めは超音波検査と血液検査がメインとなります。
治療を進めて結果が出なければ、痛いと噂のある子宮卵管造影検査などの詳しい検査を行うことも。年齢や診察状況によっては治療より先に卵管造影検査を行うこともあります。
私は子宮卵管造影検査は治療より先に行いました↓
まとめ:不妊かも?と思ったら早めの受診がおすすめ
私の場合、もともとは検査だけのつもりだったのですが、異常があった為、不妊治療を受けることになりました。
人工授精5回目のところで現在はクリニックはお休みしており、未だに授かってはいませんが、クリニックに行って良かったと思っています。
あのまま自己タイミングを続けていたら、いろいろなことがモヤモヤしていたことだと思います。
詳しい検査や説明、治療があることによって、通院を重ねるごとに、だんなからの理解も増えていきました。
悩んでる方は、まずは不妊検査だけでも、クリニックに電話で問い合わせる一歩だけでも。
人気のクリニックは初診予約が先になることがあり、不妊検査にも時間が掛かります。いざ不妊治療をしたくても直ぐには出来ないので早めの行動がおすすめです。
妊活中のあなたに1日も早くコウノトリさんがやってきてくれますように♡