「もっと水を飲めば赤ちゃんができる」を読んだ感想、内容をネタバレでまとめました。
- 4週間で妊娠体質になる!
- 成功者続出 始めた翌月にオメデタ!40代で授かった!
- 産科医もすすめる注目の妊活メゾットとは?
かりこ妊活中に、この本の帯みたら絶対手に取ってしまうわ…←実際に手に取った人
まず、不妊は病気ではなく妊娠しづらい状態になっているだけのこと。
妊娠できる体に体質を改善していくことが妊活の重要な目的となります。
体質改善のポイントは
- 血流改善
- デトックス
- 冷え(低体温)の解消
この3つを同時に実現するのが、水を1日2リットル飲むこと。
「もっと水を飲めば赤ちゃんができる」著者は鍼灸師歴20年、延べ10万人を施術したGAIA鍼灸整骨院の今井健院長、監修はよしだレディースクリニックの吉田壮一院長。GAIA鍼灸整骨院には全体の約8割が不妊の解消を目的に通院される女性。
水飲みなどの体質改善をしたうえで、体外受精に臨んだ患者さん16名(33~39歳)のうち11名が妊娠に成功しているそうです(妊娠率は約68%)。この治療成果は2017年11月の日本生殖医学会でも発表されました。
体質改善をすると、冷え性や便秘、むくむ、肌荒れ、生理痛、生理前・生理中のイライラや体調不良など、心身のさまざまな不調が消えていきます。そうして体のバランスが整い、体と心が元気になっていくことが「妊娠できる体づくり」に繋がっていきます。
この記事では「妊娠できる体づくり」に近づくべく「もっと水を飲めば赤ちゃんができる」の内容をまとめています。
あなたの妊活のお役に立てますように♡
もっと水を飲めば赤ちゃんができる! 産科医もすすめる注目の妊活メソッド [ 今井 健 ]
もっと水を飲めば赤ちゃんができる第一章は妊活や不妊治療について
日本の不妊治療で一般的に行われている方式「ステップアップ治療」
【1】各種検査
【2】タイミング療法
【3】ホルモン補充療法
【4】人工授精
【5】体外受精・顕微授精
治療をステップアップするとかかる費用は増えていく。でも妊娠率が上がるとは限らないと書かれていました。(ショック)
人工授精による1周期あたりの妊娠率は、一般的に約5~10%。6周期までの累積妊娠率は20%程度で半年以上治療を続けても妊娠率は上昇しない。そして、人工授精は自然妊娠よりも確率が落ちる可能性があるそうです。
その理由は、射精後の精子が女性の体内で生存している期間が通常2~5日に対し、人工授精の場合は1~2日間。人工授精の際に精子の洗浄・濃縮処理を行いますが、洗浄処理で精子がダメージを受け寿命が短くなってしまうため。
人工授精が有効なのは、セックスレスか子宮頚管に問題があり、精子が子宮に侵入しにくい場合のみ。
更に不妊治療は女性にとって「自分の年齢」という時間との闘い。特に30代後半以上の場合、人工授精のステップをスルーして体外受精に進んだ方がよりよい結果につながることも。
体外受精の妊娠率は約26.9%。実際に赤ちゃんが生まれた確率は約20.5%。ただし、体外受精・顕微授精の成功率は女性の年齢によって大きな差があります。
大切なのは妊活を病院任せや、医師・治療家任せにしないこと。自分でも体質改善にきちんと取り組む人ほど、治療の効果が上がり、いい結果が出ている。そして、卵子の老化は止められないが、卵子の質が悪くなる「劣化」は食い止めることが可能とのこと。
【昔は高齢出産が当たり前だった?!】
昔の女性、戦前の日本では40歳を超えた高齢妊娠・出産が当たり前のように見られ、1925年には、40~44歳の女性から生まれた赤ちゃんが約12万人(2016年は約5万3000人)、45歳以上は約2万人(2016年は約1400人)もいたのです。
昔と今で特に大きく変わったのは食生活をはじめとするライフスタイルと生活環境。昔はインスタント食品やファーストフードなどの加工食品は存在せず、有害化学物質や重金属による大気や土壌汚染もほどんどありませんでした。
昔の人たちは早寝早起きの規則正しい生活に家事も仕事も肉体労働が多く、日常生活の中でもよく体を動かしていました。こうした自然に近い生活が、男女ともに人間の生き物としての生殖能力を高め、何人も子どもを産める妊娠力の強化に繋がったのではないかと考えられています。
現代の女性たちに必要な妊娠できる体に整えるために欠かせない体質改善のキーワードは、デトックスと体質改善
デトックス・・・体内に蓄積した有害物質や老廃物を排出し、体を内側からきれいに浄化する
血流改善・・・卵巣に十分な酸素や栄養素を届けて元気で健康な質の良い卵子を育てる
血流が滞り、卵巣が酸素不足になると、卵子のミトコンドリアの働きも低下します。
デトックスと血流改善に有効なセルフケアが「1日2リットルの水飲み」
きれいな水をたっぷり補給する
↓
血液をサラサラに
↓
体内の血液や体液の巡りを良くする
↓
老廃物や毒素の排泄を促す
↓
細胞レベルから体を元気に綺麗に変えていく
もっと水を飲めば赤ちゃんができる第二章は4週間の水飲みプログラムについて
体質改善のポイントは
- 血流改善
- デトックス
- 冷え(低体温)の解消
この3つを同時に実現するのが
「水を1日2リットル飲むこと」
無理なく水飲みを実行するためのコツは「水を飲む量を段階的に増やしていくこと」
1週ごとの課題が明確化されていて、無理の課題なので達成感が得やすく、1か月かけて水飲みプログラムを実行することによって水を飲む行動を自然に習慣化しやすくなっています。
水飲みをはじめるにあたって
- 飲む水の温度は、常温以上が基本です。
- 冷蔵庫で冷やした水や氷を入れた水は体を冷やすので極力避けましょう。
- 白湯は体を温めて血流をよくするので寒い時期の朝には特におすすめ。
第一週 1日1リットルの水を飲む
起床時、毎食(朝・昼・夕)時、就寝前 1日5回 コップ一杯ずつ水を飲む
コップ一杯の容量は約200mlなのでこれだけで1日に合計1Lの水を飲むことができます。
最初の1週間は1日の生活リズムの中でタイミングよく水を飲むことに慣れるのが目標です。
第二週 1日に1.5リットルの水を飲む
第一週の課題にプラスして、500mlの水を入れて持ち歩き、夜までに飲み切る
携帯した水を飲む時はゴクゴクと一気にたくさんの量を飲むのではなく、何回にも分けてチビチビと少しづつ飲むことを心がけてください。一度に大量に水を飲むと体内に吸収されず尿として出てしまうので、こまめに飲むことが上手な水分補給のコツ。
このチビチビ飲みは「ウォーター・ローディング」と呼ばれるスポーツ界で注目されている水分補給法です。
人間の体は水で満たされていますが、水を蓄えておく機能はなく、のどが渇いたと感じた時には体はかなり脱水が進んでいます。
水飲みで重要なポイントは「のどが乾く前に飲むこと」です。
第二週は自分のペースで水をチビチビと飲むことに慣れるのが目標です。
第三週 水以外の飲み物を含めて1日2リットルの水分を飲む
第一週、第二週の課題にプラスして、ノンカフェインのお茶を500ml(コップ2、3杯)追加
*無糖でノンカフェインのお茶を選ぶこと。
カフェインには尿の排出を促す利尿作用があります。カフェイン入りの飲み物を水代わりにガブガブ飲んでいると利尿作用が強く働きすぎて、体から出ていく水分ばかりが多くなり、水分補給の意味をなさなくなる可能性があります。
杜仲茶、昆布茶、黒豆茶、柿の葉茶、ハーブティー、ルイボスティーなど。
1週間かけて「1日2リットル」という水分摂取量に慣れていくことが第三週の目標です。
第四週 水だけで1日2リットル飲む
第一週の1日コップ5杯+500mlの水を2本分
こまめにチビチビと飲めば1日2リットルの目標をクリアできます。
1日2リットルはつらい、水だけでは飽きてしまう方は炭酸水を取り入れてもOK。つい食べ過ぎてしまう人やダイエットしたい人は食膳に炭酸水を飲むのがオススメです。
4週間のプログラムを実行し終えると、毎日の生活の中で水飲みが「当たり前のこと」として定着すると思います。4週間で身につけた水飲み習慣を、これから一生続けていきましょう。
水飲み妊活のポイントまとめ
4週間の水飲みプログラムで段階的に無理なく水を飲むことを習慣化していければ、妊活に大切なデトックスと体質改善に有効だということが分かりました。
水飲みについて書かれていたアドバイスを一部抜粋します。
水道水を飲むときは塩素やサビなどを取り除くために、浄水器を通した水を飲むのが安心です。
私はペットボトルの水を買うのをやめて定額制のウォーターサーバーに切り替えました。
市販の水を選ぶとき、基本的には軟水がよい。硬水のメリットは水に溶け込んでいるミネラルを補給できること
飽きた際に水以外におすすめの飲み物、妊活中や妊婦さんにイチオシの飲み物はルイボスティー。ノンカフェインであることに加え、含まれているミネラル成分のバランスが人体のミネラル組成と類似しているから。
1日に2~3回しかトイレに行かないというのは排尿回数が少なすぎる。水飲みを毎日続けるうちに、大半の人は1日5~7回くらいの一般的な排尿回数に落ち着く。
もともと1日2~3回しかトイレに行かないことをいいことだと思っていた私…水飲みをはじめてから一般的な排尿回数になり、体内が循環されている感じがしています。
水を飲むと体がむくむというのは大きな誤解。むくみの真の原因は水の飲み過ぎではなく、血流の悪化です。
体が水分不足になると血液はドロドロに…血流も悪くなります。かといって、飲みすぎにも限度があります。1日の飲水量は合計3Lが上限です。
女性だけでなくパートナーの男性も一緒に水飲みを実行することを強くお勧め
うちのだんなは元からよく水を飲むので既に実行済み。もともと便通も良いほうで安心しています。(私より肌もきれいだし…)
水飲みをはじめて、体調面で現れる変化は「便秘の改善」の声が一番多く、「朝の目覚めが良くなった」「体の疲れやだるさを感じなくなった」「肌がきれいになった」など妊活以外にも嬉しいことがたくさん!
実際の書籍には、より詳しい妊活や不妊治療の話のほか、第3章は「水飲み」で赤ちゃんができた体験談、第4章は「水飲み」の効果をあげる生活習慣について、第5章は妊娠体質になるための特効メソッド、運動・姿勢・マッサージについて記載されています。詳しく知りたい方はぜひ書籍を手に取ってみてください。